凪になりたい

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プチ家出

昨日親と喧嘩した。喧嘩というよりかは一方的に罵声を浴びせられ、「出てけ」と言われたから出て行った。持ち物はモバイルバッテリーと携帯のみ。寒くなってきたこの頃なのに長袖tシャツ一枚で外に出て行った。

 

これからどうしようか、と考える。とりあえず歩くか…。歩いて歩いて、帰ってこれないようなとこまで行こう。そして死のうと思った。この「思った」というのは「決意」したわけじゃない分弱い決断だ。結局僕は死んでない。死にたかっただけなのにな。

 

外は寒い。先週まで暑かったのに急激に冷え込んでいる。冷静だった。ふとtwitterを見ると「1人になったら冷静になれるから大丈夫だよ」というツイートを目にする。それは自分に向けてツイートされたのかはわからないが、自分向きだろうと受け取った。冷静だった。ずっと冷静だった。出て行けと言われたから冷静に判断して出て行った。冷静だからこそ「外は寒い」という感想しか出てこなかった。怒りの感情はなかった。せめてコートだけでもきてこればよかった。服装は長袖tシャツ一枚に長ズボン、裸足にクロックス。寒いのは当たり前の格好だった。外は寒い。

 

twitterをちょくちょく観察しながら少しずつ歩く。親友2人に連絡を取った。内容は「家出した、どうしよう」と言ったもの。1人からはすぐに返信が返ってきた。

「今どこ?」

「外、寒い」

というやりとりをした。ちょうど1キロぐらい歩いたころだった。

 

2キロくらい歩いたとき、コンビニがあった。寒かったので暖をとりたかった。コンビニに入ると暖気が心地いい。ずっとここで過ごすわけにはいかないが、しばらくここで立ち読みすることにした。高校の時以来読んでいなかった雑誌を手に取る。全く知らない漫画ばかりだった。その中でも昔から読んでいた漫画に目を通す。暖かかった。寒さにひたすら凍えていたのでコンビニのあったかさには救われた。

 

コンビニを出てさらに1キロほど、スタート地点から3キロほど歩いたところでもう1人の親友から連絡があった。「迎えに行こうか?」。僕はその時ひたすら駅に向かっていた。なんとなく。別に何か他の思いがあるわけでなくなんとなく。駅で待ち合わせすることにした。駅まではまだ3キロくらいあるが、時間的には問題なかった。駅まで歩くとちょうど親友の車が到着したところだった。

「よお」

と軽く挨拶を済ませ、親友の車に乗り込む。僕はまだ帰りたくなかった。ので親友には悪いけど古本屋に寄ってくれないかと頼んだ。親友は

「いいよ」

とかるーく返事をしてくれてその後古本屋に向かった。その古本屋は深夜まで営業しているのでとりあえず今日のうちは帰らずに済みそうだ。古本屋でまた立ち読みをした。読んだ漫画はBLEACH、昔大好きだった漫画。最終巻近辺を全く読んでいなかったので気になっていた。ちょうどよかった。プチ家出のおかげで気になっていた漫画を読むことができた。ありがとうプチ家出。最終巻まで読み終わるとスッキリした気分になった。スッキリ。くっきり。

 

深夜2時ごろ。することもなくなり、親友も学校があるので、「帰るか」という話になった。車の中に乗り込むと窓ガラスが曇っていた。ウォッシャー液をかけて曇りをなくした。

 

帰りました。結局のところ何がしたかったのかわからない。只々出て行けと言われたから出て行った。それだけ。それだけの話なんだ。今日からまたダラダラと勉強する日々が始まる。聞いてくれてありがとう。

 

おやすみ。